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前回、こちらの記事で紹介した「GIZMON Utulens」。台風も過ぎ去ったのでちょっと撮影してきました。「写ルンです」のレンズ、どういう描写をしてくれるのでしょうか。


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X-M1とは思えない、ローファイな画質になっています。ピントもどことなく甘いですし、偽色も見られます。


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晴天下での遠景撮影。画面中央付近はそこそこ解像していましが、両端にいくにしたがって解像度が下がっていますね。でもまあ、こんなもんでしょう。全体的に味があります。「写ルンです」っぽいといえばぽいでしょうか。

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周辺減光はあまり気になりません。APS-CサイズのCMOSだからですかね。フルサイズでも使ってみたい(α7じゃないと実現できない……)。

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順光ならば割と普通な感じで写ります。だがしかし!

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逆光だとこんな感じに。フレアがどうとかのレベルではなく、色がすごい(笑)。おもしろいですけどね。

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これは横から光が当たっている状態。やっぱり赤いですね。これを回避するには、レンズの周りに手のひらをかざして光を遮るしかないですね。

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レンズの右上あたりに手のひらをかざして撮るとこんな感じに。完全ではないですが、少しはまともになります。

あまり時間がなかったのでこんな感じですが、おもしろい写真が撮れますね。

撮影しているときに感じたのですが、画質がいいというX-M1をわざわざこのレンズで画質を落として撮影しているのって、何なんだろうと思いました(笑)。

でも、楽しかったですよ。しばらくこのレンズとX-M1の組み合わせでいろいろ撮影したいなと思います。

ちょっと気になったのですが、レンズ部分にブロアーかけたら、微妙に動くんですよ。こういう仕様なのかな……。まあ、いいんですが。

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もし、家に使っていないミラーレス一眼があったら、このレンズ専用カメラにするとおもしろいかも。古いカメラでも最新のカメラでも、このレンズなら大して描写に違いはでないでしょう。デジタル写ルンですとして、第二のカメラ生を過ごさせてあげるのもいいかもしれませんね。